すべては安全・安心から繋がりがはじまる
私は多くの消費者とお会いする機会が増えてきました。
そこでお聞きすることは、安全に栽培された食材を安心して購入し、安心して食卓に並べ家族に食べてもらいたい。
この背景には、スーパーやネットショップなどに並ぶお米は、生産地の表記はあれど産地内のお米をごちゃ混ぜで袋詰め。これでは美味しいお米もただのお米。誰がどのような圃場でどのように栽培した物か分からない・確認できない、多くの不安があるのだと思います。
その想いに応えるために、私が栽培したお米を農家直送でお届けし、お客様のお声を直接お聞きして、お米作りに活かして行きたいと思っています。
私たち福島県の農業生産者は原発事故以降、食への安全・安心を取り戻すために多くの努力と取り組みを実施してきました。
生産者が収穫したお米の全量全袋検査(※)も、その中の代表的な取り組みです。
会津管内の収穫米からは過去基準値を超えるお米は検出されず、全量安全を確認し消費者へお届けしてきました。その他にも地域の行政による放射性物質管内300点抽出検査や、JA全農による残留農薬・DNA・カドミウム・土壌検査・水質検査などを毎年実施しています。
また、消費者の皆様へご安心いただくために、直接お会いして安全をご説明する機会もいただいてきました。
今尚風評問題は残っていますが前に進むことを諦めない想いは、これまでの努力と取り組みをご理解ご信頼いただき、応援をいただいて参りました消費者の皆様のおかげです。
震災原発事故以降、お米作りを始めたからこそ、安全で安心な農産物を栽培し、自然環境に配慮した農業経営が必要である考え方です。
これからも消費者の皆様のご意見・想いに近づける努力をして参ります。
当園はもっと安心して買い求めたい、食卓に並べ食べたいと願う消費者の想いへお応えすることと、現在の環境課題を少なくし持続可能な農業の実現へ貢献すべく、農薬・肥料を一切使わない自然栽培によるお米作りを、4年前から取り入れました。
雑草対策に掛かる手作業は非常に重労働となり、大面積栽培への転換までは行き着いていませんが、安全・安心から笑顔になっていただけるお客様のために、これからも自然と向き合い奮闘してまいります。
玄米の表皮糠層には、栽培中に散布する農薬成分や化学肥料成分が蓄積すると言われています。
精白米に加工後炊飯することでその成分は軽減しますが、健康志向の想いから玄米のまま炊飯し食べると、その成分を身体が吸収することになります。
このため、真の健康志向の方々は、農薬と化学肥料を一切使わないで栽培した玄米を選びます。
是非とも、農薬・肥料不使用栽培の玄米をご選択ください。
農道や水路脇の法面と圃場周りの畦畔の除草は、除草剤を一切使わない大型機械での草刈りと刈払機による手作業で、地区全体の環境保全を維持しています。
圃場の除草は田植え後の除草剤散布一回のみで抑制できるよう、圃場の均平と代掻き作業の精度を上げる技術と手間でコントロール。
化学肥料を半分以下へ減らし、緑肥のすき込みと有機質肥料を使った肥培管理へ転換しました。
毎年冬になるとシベリアからの白鳥の家族が、当園圃場に集まってきます。
秋稲刈りの時にこぼれ落ちる稲穂(落穂)を食べに来るのです。
周囲に天敵の獣がいないこともあり、日中は田んぼの中で夢中に落穂を食べ、夜は数キロ離れた池や沼で過ごします。
白鳥たちも安全・安心を感じ、美味しいお米を食べているのだろう!!
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